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モトリー・クルーのトミー・リーの空中回転ドラム。
モトリー・クルーはLAメタルと言われるメタルの一ジャンルの中に数えられる、過度にショーアップされたHR/HMのバンドである。そのバンドのドラムであるトミー・リーがなぜ、おそらく結構難しいことをごちゃごちゃ考えていたであろうキース・エマーソンの空中回転ピアノの真似のような、空中回転ドラムなどをするようになったのであろうか。
見た目が派手だから、というのがもっとも大きなところであろうが、直接彼に影響を与えたのはキース・エマーソンだけではなく、おそらくKISSのピータ・クリスであろうことからきているはずである。
KISSのライブビデオなどを見ればわかるように、ピーター・クリスのドラムはスモークを吐き出し、回転する花火を放ちながらおそらく5、6ｍほどせり上がってゆくのである（空中に台ごと吊られる場合もあるが）。
トミー・リーはおそらくこれを見てかっこいい！！と興奮し、自分もビッグになったらああいうことをしたいと思ったのであろう、そこで見つけたのがキース・エマーソンの空中回転ピアノ。これならピーターのドラムよりインパクトがあるしかっこいい！！と思ったはずだ。
KISSってえらい。さいこう。