で、そのあと一緒にとんかつを食べた方々と法政の昔学生会館のあった場所にある建物へ。
HOSEと灰野さんはとてもよかった。ライブなんて久しく行っていなかったけれど、たまにああいう場で灰野敬二の音を聞くと、彼のすごさがわかる気がする。暴力的な音の塊を投げつけられているようで、一つ一つの音を聞こうと集中すればするほど、全体の音の密度の濃さが際立ってきて、どこからどこまでが一つの音域であるのかの判別が出来なくなってくる。シャウト一つとってもそうなのだから、やはりこれを30年以上続けられる彼は偉大と言うほかない。
HOSEもいいです。きちっと構成された管二本+太鼓+ギターが、穏やかな音でしかし激しい展開を繰り返しながら、暴力的なベースの音とシャウトがコミカルにしかならない形で絡む(あるいは絡まない)。落ち着いていて楽しくて、しかしとても真剣な感じがしてとてもいいです。ああいう大人になりたい。