吉祥寺にて「気配の探求Ⅱ 森の微笑」を見る。
ダンス白州で知り合った人とも再会。
豪雨でした。カッパを着て鑑賞。
カッパ着てても普通にぬれます。


田中泯は偉大です。すごい。
あの雨は展からの賜物だとしか思えない。
ここ!というときにピカッ ごろごろ…
ときたもんだ。あの人には何か憑いている。


舞踏は、自分の体を物体(死体)とし、
その物であるからだ外界(他物)との関係によって
体がどう動くかという実験であり、踊りの探求である。
田中泯の踊りの力強さは
このぱっと出る動きを一度飲み込んでいることによるように思う。
反芻する力。どもりの言葉の力強さ。
田中泯はかつてどもりであり、
土方巽はひどい秋田弁であった。
通じない、通じさせることができない言葉は
それを一度飲み込んでから吐き出すことによって
力を持つのだと思う。


一緒に見に行った人と共に吉祥寺のやる気茶屋で飲んでいると
スタッフ、ダンサーの方々が予約していたようで
ぞろぞろとやってくる。
白州で顔を合わせた面々なのでちょっと挨拶。
泯さんもザック・フラーも俺を覚えていてくれた。
うれしい。
いい一日だった。