あ、そうそう。渋谷パルコpart1の地下一階のCD売ってるとこ。
あすこにさ、ボサノヴァと括られて
OS NOVOS BAIANOSの2ndがあったんですよ。
いやそりゃまぁね、確かに2ndはボサノヴァではあるけど、
ああいうとこに置かれるとさ、NOVOS BAIANOSが
ボサノヴァバンド」
だと勘違いされる恐れがあるのね。
それはやめてほしい。勘弁願いたい。ほんとに。
FreeSoulのコンピが置いてある棚の隣にだよ、
NOVOS BAIANOS。
MOTOWN黄金期のコンピが置いてある棚の隣にだよ、
NOVOS BAIANOS。


彼らの1stはほとんどの人にとって聴くに耐えない、
初期衝動型ロックバンド。
それがブラジリアンミュージックを経て、
更なる進化を遂げる。


つまり、貴様は置く棚を間違えている。
OS NOVOS BAIANOSが置かれるべきは「HR/HM」の棚である。
6th、7thアルバムこそがNOVOS BAIANOSの本質であることは疑い得ない。
デッケネ(Dead Kennedys)のビアフラも敬愛する7thアルバムこそ、
とっととCD化し日本盤を出すべきなのである。
音楽とはそも、踊り=祭り=政の演出であり、非日常である。
カフェミュージック、イージーリスニングなんてくそくらえ。
貴様ら全員パラパラ踊りながら考え直せ。
そう、そして、世の人々は全てハードロックを聴き、メタルを聴き、
首を振りながらトランスすべきである。
言語化され得ない言語(=未分節の身体から発せられる「音」)、
つまりヘヴィメタルシャウトこそが論理の向こう側への手がかりなのだ。
叫びながら首を振り、汗だくになってトランスし、
論理の向こう側へ、リゾームへ分け入るために、
貴様ら全員メタルを聴け。


ヘヴィメタル(重金属)はその名の通り低音での
パワーコードを中心とし、
さらにそれに加えて高音のリフとシャウト、
この三つで構成される。
これはチベットのお経と著しく近似している。
チベットの僧達は、世界でもっとも低い声を出す者たちであり、
彼らの唱える超低音経文に高音の金属(=メタル!)打楽器が
打ち鳴らされる。
メタルを聴くことは悟りへの第一歩なのだ。


このアルバムよりこのバンドのギタリスト、P.ゴメス及び
その妻B.コンスエーロのソロアルバム(NW。ジャケ最高w)の方が
手に入りやすいという(しかしあくまで中古市場において。
CDなんか出てないし。別に出さなくていいし。)現状は
今すぐに打倒されるべきである。
革命を!我々の非日常を取り戻せ!


そして死に際にはこう叫べ。
「もっとメタルを!」