昨日今日で、初期の短編作品を全部見た感じです。
客層が、お洒落なアートアニメ大好きっ子から
もっと大幅に広がった感じがしました。
人もやたらたくさんいてあぐら組んだりできなかった。


神秘主義というものは啓示に基づくものである。
それは「私」と「神/絶対的他者」との邂逅である。
決して関係性の中で生まれてくるものではない。
シュヴァンクマイエルはこれを鮮やかに提示してくれる。
物象化の弱点は、アルチュセールが新エレア主義ではないかと
批判されたのと同じ、運動(及び歴史)を如何にして捉えるか
という点と、
幻想・夢といった類のものをどうやって捉えるか、という点。
この二点ではないかと思う。
(ぼくはオカルト好きなので、後者を見逃すことができない)


シュヴァンクマイエルは幻想・神秘の世界が
いかにもシュルレアリスムな手法でもって
我々の世界と地続きであることを示そうとする。
無意識の世界においては間主観性は成立しうるのか。


映画見ながら思ったことでした。